職場別に異なるBGMが必要?得られる4つの効果と2つの注意点とは 職場別に異なるBGMが必要?得られる4つの効果と2つの注意点とは

職場別に異なるBGMが必要?得られる4つの効果と2つの注意点とは

最終更新日:October 23, 2020

音楽を聴くと集中できる。なんとなくイヤホンをする社員が増えた。
そう思い職場に音楽を導入するのをお考えではないですか。

しかしこんな疑問が浮かぶかと思います。
「どんな音楽を書けていいかわからない」
「仕事の邪魔になるのだけは避けたい」

今回の記事では職場に流すべきBGMについて気になる点を簡単にまとめました。

この記事でわかること
・どんなメリットが得られるのか
・BGMによって悪化する可能性とその原因
・BGMのほかに職場環境をよくするには?
・おすすめのBGMサービス

より効果的にBGMを流したい方は是非参考にしてください。

1.BGMが職場の働き方に与えるメリット

職場別に異なるBGMが必要?得られる4つの効果と2つの注意点とは

まずは、どんな職場でも活用することができる4つの効果について紹介します。

BGMの4つの効果
・ストレス軽減効果
・コミュニケーションの促進
・職場のタイムマネジメント
・作業スピードアップ

1つずつBGMが与える効果について確認していきましょう。

ストレス軽減効果

現代の職場では交感神経が優位に立ちやすいと言われ「自律神経失調症」という病気にも繋がります。

● 自律神経失調症とは? ●
現代病の一つ。交感神経が1日の間に副交感神経に切り替わらず体の緊張状態が続いてしまう病気。 不眠症やめまい、手足のしびれが起こり、仕事が難しい状態にもなってしまいます。 ストレスを軽減するにはリラックス状態を作り出す副交感神経をうまく刺激し、自律神経と副交感神経のバランスを取ることが有効です。

・リラックスに音楽が有効

音楽にはα波という周波や、セロトニンの分泌を促進する働きがあります。
α波とは副交感神経を刺激する脳波の発生を促進する周波で、セロトニンとはリラックスして笑ったり心地よいと感じたりすると分泌される物質です。
これらによって自律神経系や免疫機構、代謝機能などが活性化され、心と体の緊張をゆるめリラックスすることができます。

もし殺伐とし雰囲気のオフィスであるなら、心身は非常に高い緊張状態にあり、ストレスの負荷が大きい状態です。その中で、クラシック音楽や自然音などを流すことで副交感神経を刺激し、ある程度のリラックス効果をオフィスに与えることができます。

コミュニケーションの促進

音楽の2つ目の効果は、感情を刺激する効果です。
例えば、ゆったりとした曲を聞くとなんとなく落ち着いたり、アップテンポの曲を聞くことで高揚感を刺激された経験がある方も少なくないかと思います。

そこで「なんとなく暗くて重たい空気の事務所」に明るいメロディーの音楽を流すことで、オフィスの雰囲気をうまく明るくデザインし職場の雰囲気を変えることができます。

さらに、常に音が流れていることは話しかけるタイミングを作りやすいという効果もあります。
全く音がない職場では「今話しかけたらまわりの集中を欠いてしまうのでは」「会話を周りに聞かれるのは嫌」という懸念があり話しかけることが億劫になってしまうのです。

音楽を有効活用し、コミュニケーションをの障壁を減らすことで、職場内での交流を増やすことができます。

職場のタイムマネジメント

人間の集中力は90分程度しか持たないため、40分~60分あたりで最高の状態から半分ほどに低下します。そのため、副交感神経を刺激する時間を90分間隔でとり定期的にリラックス状態を作り出すことが重要です。

例えば、アップテンポな音楽や明るめの曲調のBGMを90分程度ながし、15分ほど異なるテイストの音楽を流すことができれば自然と時間を管理できます。

また、定時をきちんと伝えたい際などには、定時の1時間前になると流す音楽を決めることで自然と職場に時間を伝えることが可能です。
音楽をうまく活用することで、職場内のタイムマネジメントと集中力の維持を助けることができます。

作業スピードアップ

ある実験では、「単純作業をしている際にゆったりとした音楽とテンポの早い音楽かけた際には、テンポの早い音楽をかけた方が作業スピードがあがった」という結果が出ています。

ルーティンワークが多い職場などでは、作業を効率化するためにもBGMの導入が考えられるのではないでしょうか。

2.職場別!おすすめの音楽のかけ方

職場別に異なるBGMが必要?得られる4つの効果と2つの注意点とは

実際に会社で音楽をかけるには多くの方法がありますが、主に会社や作業場で音楽を流すために使われることが多いのが下記の3つです。
オフィスBGMの方法
・ラジオ
・BGM専用音楽配信サービス
・ストリーミング音楽配信サービス
 
実際に導入する際の注意点も含めて、会社で音楽を書ける方法について確認していきましょう。

お客様と会う職場

最も一般的な職場にBGMを流す方法はラジオです。
メリット
・無料でランダムに音楽が流れる
・音源の管理が必要ない
デメリット
・パーソナリティの話し声が気になる
・選曲が流行りの曲に偏ってしまう

職場内でラジオを流すのにおすすめの場所は、作業に集中する空間というよりは、会社内の休憩室やお客様と話す場所です。
ラジオは人の声が流れていることでコミュニケーションのきっかけや会話を弾ませるためのアクセントとしても活用できます。

集中したい作業が多い職場

近年では会社や作業場などの会社の特性に合わせた音楽配信サービスがあり、費用対効果の高い音楽導入を考える際にはおすすめです。 
メリット
・会社の特性に合わせた提案がある
・プレイリストを作る手間がかからない
デメリット
・費用が掛かる
集中したい作業が多い職場や、反対に休憩室などリラックスしたい空間に向いています。
各職場に特化した配信サービスを利用すれば、チャンネルを変えることで、自然音のみを流すことや、instrumentalと呼ばれる歌詞のないメロディーラインのみが流れるプレイリストでBGMを流すことまでできます。

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20人以下の職場

小さめの会社であれば小型のスピーカーに繋げば問題なく会社に音楽を流すことができます。
ストリーミングであれば、個人のアカウントを使うことができるためそこまで費用をかけようと考えていない場合には、まず音楽のストリーミングサービスを使い効果や反応を見てもよいかと思います。
メリット
・費用があまりかからない
・spotifyやAmazonprimeなど手軽に契約できる
デメリット
・不特定多数の人が出入りすると著作権の利用料がかかる
・プレイリストを作成する場合手間になる

ストリーミング配信サービスを使用する際に気になるのが、著作権などの利用料についてです。
オフィスなど、社員のみが聞ける環境においてのみ例外とし、著作権使用料の支払いが免除されることになっています。
一方で、従業員以外の不特定多数の人が出入りする場合には、職場であっても音楽を流すときに権利者の許諾や利用料が必要です。

3.注意すべき職場のBGMの使い方

職場別に異なるBGMが必要?得られる4つの効果と2つの注意点とは

様々なメリットがあるBGMですが、使い方を間違えることでストレスを増幅させてしまったり、集中できない環境にしてしまうことがあります。
「どんな音楽を流すべきか」以外に忘れてしまいがちな、職場にBGMをかける際の注意点は以下の3点です。
職場のBGMにおける注意点
・過度なボリュームの音量
・同じ曲を流し続ける
・時間帯に合わない音楽
具体的な対策も含めて、1つずつ確認していきましょう。

過度なボリュームの音量

まず最初に気をつけなければいけないのが、音量です。単純な大きさ以外にも、音のムラにも対応が必要になります。
例えば、大きな職場ではスピーカーがオフィスに内蔵されているため比較的どこにいても一定の音量で聞くことができます。
 
しかし、小さめのオフィスの場合には自前のスピーカーを使用する場合が多く、遠くの人にも音を届けるために音量をあげると、スピーカー近くの席の人がストレスに感じるのです。
棚の上や、オフィスの中心近くにおくことで、バランス良くBGMが職場内に流れるようにしておきましょう。
うるさすぎる音量では、作業中にノイズになってしまったり社内でのコミュニケーションを邪魔してしまいます。

同じ曲を流し続ける

音量に続いて気をつけておくべき点は、BGMのレパートリーです。同じプレイリストをかけ続けてしまうと耳がなれてしまい脳への刺激も減ってしまいます。
効果が薄まるだけではまだいいですが、同じ音楽ばかり聞いているとノイローゼ気味なってしまうという声もあります。好きでもない音楽を毎日聞いていたら当然ストレスも溜まることは想像できますね。
 
また、音楽のレパートリーとともに、「経営者が音楽を決めているので、毎回似たような音楽になっている」という声もあります。音楽を選ぶ人のレパートリーも重要です。同じ人が曲を選んでいたら曲調も偏ってしまいます。
アンケートをとったり、BGMを流す人を変えることでレパートリー不足は防げますが、手間もかかります。
 
そこで、オフィス用の音楽配信サービスなどあれば自動で流れる音楽のレパートリーを変え屡ことが可能です。費用はかかりますが、よりストレスがたまらず集中できる環境を作るためには非常に有効といえます。

時間帯に合わない音楽

音楽には感情をコントロールする力があるため、かける時間帯と曲調には注意が必要です。 例えば、午前中には出勤の満員電車や溜まったメールチェックなどで交感神経が高まっていることが考えられます。 その中で、アップテンポの曲をかけてしまうとより興奮状態を煽ってしまいます。このような状態では、クラッシクや爽やかな曲調で副交感神経を刺激するようにしましょう。
 
さらに、昼休憩の後のゆったりとした雰囲気の時には副交感神経が優位に立っています。その際に、ゆったりとしたBGMが流れ眠気をうとうとしてしまうことは経験があるかもしれません。
お昼には、アップテンポな曲や明るめの曲調の音楽を選択したほうが効果は出やすいです。
 
実際にどんな音楽を流すかは、感覚ではなく社員の時間帯別の精神状態をアンケートやデータを活用して把握し決めることが大切です。 適した音楽をながすことでオフィスの生産性を上げることができます。
 
 

4.職場でBGM以外にリラックス効果を作り出す方法

職場別に異なるBGMが必要?得られる4つの効果と2つの注意点とは

ここまで職場をBGMでよりいい環境にしていく方法をお伝えしてきましたが、音楽以外にも職場で自律神経を整える方法はあります。主に以下の3つの方法が簡単にできるためおすすめです
 
音楽以外のリラックス方法
・観葉植物など緑のものを増やす
・日光が入る時間を作る
・副交感神経を刺激するアロマを活用
 
どんな効果があるのかを簡単に1つずつ見ていきましょう。

観葉植物などの緑化

観葉植物をみるとなんとなくリラックスした気分になることはありませんか。
実はあの「ほっとする感覚」はなんとなくではなく、実際に副交感神経が高まっている効果なんです。(参考はコチラ(園芸通信))
 
さらに、千葉大学の宮崎良文氏らの研究によると、観葉植物が視界に入るだけで、交感神経の働きが抑制され、副交感神経の働きが活発になることもわかっています。
パソコン作業の多い職場や、不特定多数の人に接することの多い職場には、観葉植物が視界に入る場所にあってもいいかもしれません。

また「COMORE BIZ」(コモレビズ)というオフィス緑化サービスもあり、オフィスに緑を増やすことが注目されています。
コモレビズのサービスについても記事を記載しているので詳細についてはコチラもお読みください。

  • 【必見】コモレビズの特徴と導入による5つのメリット

日光が入る時間の確保

日光にはメラトニンと呼ばれる自律神経を整える働きがある成分を分泌する効果があります。 しかし、多くのオフィスでは、セキュリティ面の理由からブラインドを締めきっていたり、窓を締め切ってエアコンのみで空調を調節しています。
 
蛍光灯やLEDには白い光やブルーライトが出ており、オフィス内では近距離から直視しています。夜にブルーライトを含む白い光を大量に浴びることで目を酷使することになり、脳が昼間と勘違いしてメラトニンの分泌を抑制してしまいます。
お昼休憩のときや休憩室では太陽光が入るようにすることで自律神経が整うタイミングを作ることができます。

副交感神経を刺激するアロマ

アロマテラピーはオイルの成分だけではなく、香りの電気信号がダイレクトに脳に届き、自律神経の中枢である視床下部という部位に刺激を与えます。
つまり、視覚や聴覚よりも香りの方が、使い方次第では強いリラックス効果を与えることができるのです。
 
しかし、香りは人によって好みがわかれやすいという懸念点もあります。微香性のミストなどで抑えておくといった、あまり刺激が強くない形で香りを活用するのがおすすめです。

また、オフィスの空間を考慮したアロマデザインをっ導入できるサービスもあります。
@aromaのサービスでは、オフィスはもちろんホテルや病院などにも導入されているようです。

まとめ:音楽は職場に合わせて適した音楽をかけよう

今回の記事では、職場に流すBGMの様々な効果から、流し方までまとめて紹介しました。
 
職場にBGMを流す4つの効果
・リラックス効果
・コミュニケーション効果
・ストレス軽減効果
・タイムマネジメント効果
 
さらに、音楽以外にも職場の労働環境を改善する方法には様々な方法があります。どんな音楽を流すべきか悩んだら、自身の職場の課題を再度検討し、適切なBGMで改善していきましょう。

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