各職場に特化した配信サービスを利用すれば、チャンネルを変えることで、自然音のみを流すことや、instrumentalと呼ばれる歌詞のないメロディーラインのみが流れるプレイリストでBGMを流すことまでできます。
職場におすすめのオフィス専用の音楽配信サービスは
・KooNe
・R-LIVE
・Sound Design for OFFICE
です。
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20人以下の職場
小さめの会社であれば小型のスピーカーに繋げば問題なく会社に音楽を流すことができます。
ストリーミングであれば、個人のアカウントを使うことができるためそこまで費用をかけようと考えていない場合には、まず音楽のストリーミングサービスを使い効果や反応を見てもよいかと思います。
メリット
・費用があまりかからない
・spotifyやAmazonprimeなど手軽に契約できる
デメリット
・不特定多数の人が出入りすると著作権の利用料がかかる
・プレイリストを作成する場合手間になる
ストリーミング配信サービスを使用する際に気になるのが、著作権などの利用料についてです。
オフィスなど、社員のみが聞ける環境においてのみ例外とし、著作権使用料の支払いが免除されることになっています。
一方で、従業員以外の不特定多数の人が出入りする場合には、職場であっても音楽を流すときに権利者の許諾や利用料が必要です。
3.職場にBGMを流す際の注意点

様々なメリットがあるBGMですが、使い方を間違えることでストレスを増幅させてしまったり、仕事に集中できない環境にしてしまうことがあります。
「どんな音楽を流すべきか」以外に忘れてしまいがちな、職場にBGMをかける際の注意点は以下の3点です。
職場のBGMにおける注意点
・過度なボリュームの音量
・同じ曲を流し続ける
・時間帯に合わない音楽
具体的な対策も含めて、1つずつ確認していきましょう。
過度なボリュームの音量
まず最初に気をつけなければいけないのが、音量です。単純な大きさ以外にも、音のムラにも対応が必要になります。
例えば、大きな職場ではスピーカーがオフィスに内蔵されているため比較的どこにいても一定の音量で聞くことができます。
しかし、小さめのオフィスの場合には自前のスピーカーを使用する場合が多く、遠くの人にも音を届けるために音量をあげると、スピーカー近くの席の人がストレスに感じるのです。
棚の上や、オフィスの中心近くにおくことで、バランス良くBGMが職場内に流れるようにしておきましょう。
うるさすぎる音量では、作業中にノイズになってしまったり社内でのコミュニケーションを邪魔してしまいます。
同じ曲を流し続ける
音量に続いて気をつけておくべき点は、BGMのレパートリーです。同じプレイリストをかけ続けてしまうと耳がなれてしまい脳への刺激も減ってしまいます。
効果が薄まるだけではまだいいですが、同じ音楽ばかり聞いているとノイローゼ気味なってしまうという声もあります。好きでもない音楽を毎日聞いていたら当然ストレスも溜まることは想像できますね。
また、音楽のレパートリーとともに、「経営者が音楽を決めているので、毎回似たような音楽になっている」という声もあります。音楽を選ぶ人のレパートリーも重要です。同じ人が曲を選んでいたら曲調も偏ってしまいます。
アンケートをとったり、BGMを流す人を変えることでレパートリー不足は防げますが、手間もかかります。
そこで、オフィス用の音楽配信サービスなどあれば自動で流れる音楽のレパートリーを変えることが可能です。費用はかかりますが、よりストレスがたまらず集中できる環境を作るためには非常に有効といえます。
時間帯に合わない音楽
音楽には感情をコントロールする力があるため、かける時間帯と曲調には注意が必要です。 例えば、午前中には出勤の満員電車や溜まったメールチェックなどで交感神経が高まっていることが考えられます。 その中で、アップテンポの曲をかけてしまうとより興奮状態を煽ってしまいます。このような状態では、クラッシクや爽やかな曲調で副交感神経を刺激するようにしましょう。
さらに、昼休憩の後のゆったりとした雰囲気の時には副交感神経が優位に立っています。その際に、ゆったりとしたBGMが流れ眠気をうとうとしてしまうことは経験があるかもしれません。
お昼には、アップテンポな曲や明るめの曲調の音楽を選択したほうが効果は出やすいです。
実際にどんな音楽を流すかは、感覚ではなく社員の時間帯別の精神状態をアンケートやデータを活用して把握し決めることが大切です。 適した音楽をながすことでオフィスの生産性を上げることができます。
4.職場でBGM以外に環境をよくするには

ここまで職場をBGMでよりいい環境にしていく方法をお伝えしてきましたが、音楽以外にも職場で自律神経を整える方法はあります。主に以下の3つの方法が簡単にできるためおすすめです
音楽以外のリラックス方法
・観葉植物など緑のものを増やす
・日光が入る時間を作る
・副交感神経を刺激するアロマを活用
どんな効果があるのかを簡単に1つずつ見ていきましょう。
観葉植物などの緑化
観葉植物をみるとなんとなくリラックスした気分になることはありませんか。
実はあの「ほっとする感覚」はなんとなくではなく、実際に
副交感神経が高まっている効果なんです。(参考は
コチラ(園芸通信))
さらに、千葉大学の宮崎良文氏らの研究によると、観葉植物が視界に入るだけで、交感神経の働きが抑制され、副交感神経の働きが活発になることもわかっています。
パソコン作業の多い職場や、不特定多数の人に接することの多い職場には、観葉植物が視界に入る場所にあってもいいかもしれません。
また「
COMORE BIZ」(コモレビズ)というオフィス緑化サービスもあり、オフィスに緑を増やすことが注目されています。
コモレビズのサービスについても記事を記載しているので詳細についてはコチラもお読みください。
日光が入る時間の確保
日光にはメラトニンと呼ばれる自律神経を整える働きがある成分を分泌する効果があります。 しかし、多くのオフィスでは、セキュリティ面の理由からブラインドを締めきっていたり、窓を締め切ってエアコンのみで空調を調節しています。
蛍光灯やLEDには白い光やブルーライトが出ており、オフィス内では近距離から直視しています。夜にブルーライトを含む白い光を大量に浴びることで目を酷使することになり、脳が昼間と勘違いしてメラトニンの分泌を抑制してしまいます。
お昼休憩のときや休憩室では太陽光が入るようにすることで自律神経が整うタイミングを作ることができます。
副交感神経を刺激するアロマ
アロマテラピーはオイルの成分だけではなく、香りの電気信号がダイレクトに脳に届き、自律神経の中枢である視床下部という部位に刺激を与えます。
つまり、視覚や聴覚よりも香りの方が、使い方次第では強いリラックス効果を与えることができるのです。
しかし、香りは人によって好みがわかれやすいという懸念点もあります。微香性のミストなどで抑えておくといった、
あまり刺激が強くない形で香りを活用するのがおすすめです。
また、オフィスの空間を考慮したアロマデザインをっ導入できるサービスもあります。
@aromaのサービスでは、オフィスはもちろんホテルや病院などにも導入されているようです。
まとめ:音楽は職場に合わせて適した音楽をかけよう
今回の記事では、職場に流すBGMの様々な効果から、仕事中の音楽として効果的な流し方までまとめて紹介しました。
職場にBGMを流す4つの効果
・リラックス効果
・コミュニケーション効果
・ストレス軽減効果
・タイムマネジメント効果
さらに、音楽以外にも職場の労働環境を改善する方法には様々な方法があります。どんな音楽が仕事中に効果的であるか悩んだら、自身の職場の課題を再度検討し、適切なBGMで改善していきましょう。
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