あなたが務めているオフィスで、BGMは流れていますか? クラシックを流していたり、POPでテンションが上がるようなBGMを流していたり、はたまた無音だったり…。
オフィスにBGMを流すことで、仕事の効率UPやサウンドマスキングの効果などがあると言われています。 しかし、BGMを流すとき「著作権」が関わっていることを知っていますか?
この記事を読めば、BGMに関わる著作権について理解ができるでしょう。 「知らないでBGMを流していた。著作権侵害しているかも…。」 と思っている方も安心してください。 著作権侵害をせずに、BGMを流す方法もご紹介します。
▼オフィスBGMサービス会社を比較する
この記事のもくじ
冒頭でもお話しした通り、オフィスでBGMを流すときは著作権のことを気にしなくてはなりません。
しかし、「著作権とかわからないし、このオフィスのBGMは大丈夫なのかもわからない」と気になる方もいるはず。 そこでチェックリストを用意してみました。
このチェックに「当てはまらない方」は、著作権を犯さずにBGMを流すことができていると言えます。 もしも、当てはまってしまっても焦る必要はありません。
著作権を侵害せずにBGMを流す方法を後ほどご紹介します。
いかがでしたでしょうか? 1つでも当てはまった方は、もしかしたら著作権を侵害している恐れがあります。
「BGMの著作権なんて、誰も気づかないでしょう。」 と思う方も多いかもしれません。しかし、最近ではこの規制が厳しくなってきており、裁判にかけられてしまうというケースも出てきているのです。
では、著作権を侵害するとどうなってしまうのでしょうか?
先ほども述べたように、BGMの不正利用で訴えられてしまうことがあります。 例えば2018年に、BGMを無許可で流し、訴訟を起こされていた理容店があります。 札幌地裁での裁判の結果、敗訴となりました。これは、JASRACが管理するBGMの無許可利用に関する、全国初の判決になったのです。
ほかにもBGMの不正使用の疑いで、損害賠償を求められているケースも発生しています。 今はまだ、BGMの不正使用について大きな問題になったケースはごくわずかですが、後でご紹介する「JASRAC」での管理がこれから厳しくなると、取り締まりを受けるオフィスや店舗などが増えてしまう可能性は十分にあるといえます。
JASRACとは、著作権の権利を代行する著作権管理団体のことです。 著作権の中には、その音楽を第三者が演奏することを認める「上演権・演奏権」や、インターネット上に配信する権利「公衆送信権」などが含まれており、その権利を管理する役目を担っています。
たとえば、あなたが楽曲を制作したとしましょう。 幸いにもその楽曲はヒットして、日本中の誰もが聞いたことのある楽曲となりました。
連日、「あなたの楽曲をCDにしたい」「演奏したい」「ネットでダウンロード販売したい」などの申し出が増えてきました。 これに対し、その都度あなたが直接話し合って楽曲使用料をもらっていましたが、ある時申し出があまりにも増えてきたため、あなただけでは対応が難しくなってきました。
そこで、JASRACをはじめとする「著作権管理団体」が出てきて、利用者に作品の使用許諾を出して使用料を受け取り、それを作者に届けるなどして多くの著作権をまとめて管理しているのです。
BGMを流したい人(私たち)とJASRACで包括契約を結ぶことで、JASRACが管理している音源を全て使用することができるようになります。
たとえば、オフィスでCDを流そうと包括契約を結びます。 JASRACがそのCDの著作権を管理していれば、オフィスで流すことが可能になるのです。 また、JASRACは海外の著作権管理団体と関係を構築しているので、海外の楽曲も流すことができます。
▼JASRAC公式ホームページ
公式ホームページ
オフィスでBGMを流すとき、著作権を侵害しない方法は4つありますのでご紹介していきます。
1つ目は、従業員間のみでBGM流すことです。 「従業員間のみ」というのがポイントで、この場合だとJASRACと包括契約を結ぶ必要はありません。
しかし、お客様が出入りする場(接客スペースや応接間など)で流すのはNGです。 著作権に触れる可能性が高くなります。
なので、1フロアで会社を営んでいるオフィスには向いていないことが多いでしょう。
2つ目は、テレビやラジオを流すことです。 これらは著作権に触れることはありません。 なぜなら、放送局が事前に使用量を著作権管理団体に支払っているからです。
なので、接客スペースや応接間でも流すことができます。
しかし笑い声や話し声などが流れるので、オフィスには向いていません。 かえって集中力や業務効率が低下してしまう恐れがあります。
3つ目はJASRACと包括契約を結ぶことです。 先ほどご紹介したように、JASRACと包括契約を結ぶことで、流したいBGMを流すことができます。
JASRACで管理している楽曲は2,580,119曲(2019年度)ありますので、たいていの楽曲は流すことができるでしょう。
最後はオフィスBGMサービスを利用する方法です。
近年オフィスBGMを流すことが話題となっています。 オフィスを移転する際に、「何かBGMを流したい」という企業もあり、注目されつつあります。
しかし、オフィスにかけるBGMはなんでもいいというわけではなく、「集中力がUPする」「生産性がUPする」「社員が癒される」など、居心地の良いBGMを流す必要があります。
BGMサービス会社にお願いをすれば、オフィスに最適なBGMを流すことができ、効果も表れることでしょう。
ここでは、当サイトがおすすめするオフィスにBGMのサービス会社についてご紹介します。
1つ目はR-LIVEです。 R-LIVEは、森や川などの自然音をそのままのクオリティでハイレゾ技術により録音し、専用のオーディオシステムで高音質に再生します。
従来のBGMや環境音楽以上に、人の過ごす空間を心地よさで満たす音響システムです。 R-LIVEでは自然音を上のような世界自然遺産の自然豊かな地域を厳選して実際に録音しているこだわりがあります。
そんな自然音が流れるハイレゾ空間に身を置くことで、実際に森林にいるかのような「心地よさ」を脳が直接感じ取ることができます。
ハイレゾ音源についての記事を読むそんなR-LIVEはスピーカーを設置するだけで完了します。 オフィス内を工事する必要がないため、15分~30分ほどで導入することができます。
R-LIVEについての記事を読むKooNeは空間音響デザインに力を入れていて、「心拍数」や「自律神経」にも高い効果をもたらすことで注目されており、独自の空間音響設計で様々な場所にスピーカーを設置することが特徴です。
KooNeもハイレゾ音源を使用しており、音質については文句なし。 しかし、R-LIVEとは違って設置に工事を必要とするため、気軽にすぐ取り入れたいと思う方には向いていません。
KooNeについての記事を読むSound Design for OFFICEは、BGM業界トップカンパニーであるUSENが提供するオフィス専用BGMサービスです。
USENで培ったノウハウを活用しているため、ジャンル数は多く、様々なBGMを流すことができます。 Sound Design for OFFICEではBGMのほかに、アナウンス機能もあるためタイムマネジメントにも役立ちます。
しかし、先ほど紹介したR-LIVE、KooNeよりも導入までの段取りが長いため、少々面倒と感じるかもしれません。
Sound Design for OFFICEについての記事を読むこのページでは、BGMを流すことで生じる著作権の問題についてご紹介しました。 今はまだ規制は強化されていませんが、今後厳しくなる可能性は十分にあります。
知らなかった、ではすまされないものなので、一度今流れているBGMについて確認するようにしましょう。
これからBGMを流す方は、ぜひ著作権の問題を念頭に置くようにしましょう。 先ほどご紹介したBGMサービス会社にお願いするのも1つの手です。
効果を感じられるBGMを流して、居心地の良いオフィスを作りましょう。
オフィスの生産性を上げるBGMとして近年話題になっている自然音。自然に近い環境の中で仕事をすると生産性が上がる。 「バイオフィリックデザイン」に基づいた考え方が脚光を浴びています。
そんなオフィスBGMとしての自然音サービスの中からおすすめの3社をピックアップし比較 しました。費用や音質、導入企業、いちおしポイントが一目でわかるので今すぐチェック!
費用 |
品質 |
工事 |
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ハイレゾ自然音を
低コストで実現。
設置も楽に完了。
費用 |
品質 |
工事 |
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独自の空間音響設計。
自然界にいるような
空間をデザイン。
費用 |
品質 |
工事 |
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多種多様な
チャンネルを用意した
オフィス専用BGM。