ハイレゾ音源とCDの違いは?おすすめサービスや体験場所を紹介 ハイレゾ音源とCDの違いは?おすすめサービスや体験場所を紹介

ハイレゾ音源とCDの違いは?おすすめサービスや体験場所を紹介

最終更新日:2021年3月5日

ハイレゾという単語を聞いたことはあるけど、

「実際どんなものなのだろう」「今音楽聞けているし別にいいかな」

と思っていたりしませんか?

そこで今回は、ハイレゾ音源の基本知識からハイレゾ音源を実際に聴くことができる場所、おすすめのサービスまで紹介します。

この記事でわかること
・ハイレゾはどのような効果を持つ?
・音質の違いは聞き分けられるのか
・どんな音源や、機器を選ぶのがいいのか


早速ハイレゾについて詳しく知っていきましょう。
ぜひ最後までお読みください。

     

1. ハイレゾ音源の基本知識

ハイレゾ音源のある生活の始め方、簡単3ステップ!【初心者おすすめ】

ハイレゾとはHigh Resolution の略で、簡単に言うとCDを圧倒的に上回る情報量を持つ音楽データのことです。
ハイレゾは一般的に“音質が良い”と言われますが、何を基準に決まっているのでしょうか?
ここではCDとの違いや、聞き比べ実験の結果などを紹介していきます。

ハイレゾ音源とCDの違い

音質は量子化ビット数(bit)とサンプリング周波数(Hz)による情報量の多さが左右します。
一般的にハイレゾの情報量はCDの6.5倍もあると言われています!

・量子化ビット数(bit)
アナログ信号からデジタル信号への変換(A/D変換)の際に、信号を何段階の数値で表現するかを示す値

・サンプリング周波数(kHz)
サンプリング周波数(kHz)はアナログ信号をデジタルデータに変換する際に、信号の変位を測定するサンプリング=標本化を行う頻度

これらの値が大きいほど原音に忠実な情報を記憶できます。
ハイレゾ音源の豊富な情報量によって“音の太さ・繊細さ・奥行き・圧力・表現力”を表現することが可能になります。
そのため、ハイレゾはこれまで私たちが日常では味わうことのできなかった臨場感をもたらしてくれます。

違いはわかる?聞き比べ実験の結果

最初にハイレゾ音源は一般的にCDの6.5倍の情報量を持つと言われていることを紹介しました。ですが、6.5倍の良さを本当に自分の耳がちゃんと認識できるのか?
そう思われた鋭い方も中にはいらっしゃったかと思います。

これに関して過去にブラインドテストを受けた2名の実験結果を紹介しておきます。
実験は、一般の方がハイレゾ音源を聴いた場合、本当に聴き分けられるのか?という疑問を解消すべくブラインドテストを行いました。
(ハイレゾについての知識は理解しているが、日常的にハイレゾを聴き込んでいない男女が一名ずつ被験者となりました。)

手順は5つの音質の異なる音源がランダムに再生され、その5つの音源を音質がいいと思う順に並び替えるというものでした。その際気になった音源は何度でも聴き直すことができました。

音源を並べ替えた結果は次のようになりました。(①が最も高音質で、⑤が最も低音質です)

結果
男性 ④→③→①→②→⑤
女性 ①→②→③→⑤→④

この実験に関してのリンクはこちら

https://www.phileweb.com/review/article/201311/06/982.html

上の男性はかなり答えから外れていて、一方で下の女性は惜しかったようです。
かなり個人差があることがわかりますよね。
情報量が多ければ多いほど数値上は高音質となるわけですが、人間の耳の処理能力には個人差や限界があるので、自分の耳に合う情報量の音源を見つけることが得策と言えそうです!

おすすめの配信形式

配信形式は音の情報量=音質、ファイルサイズ、再生機器が対応するかに影響するため、ハイレゾを楽しむ上で重要です。今回は入門編ということで、代表的な形式のみを紹介します!

I.FLACとは?

可逆圧縮(ロスレス)形式の代表として最も標準的な配信形式となっています。対応機器も多くなっています。後ほど紹介する配信サイトでも数多く扱われています。
また、ロスレス(可逆圧縮)形式を採用しているので音質を落とすことなくファイルサイズを小さくすることが可能です。

※注意点として、FLACはAppleのiTunesでは再生できないため、別アプリが必要となります。Apple機器ユーザーは今から紹介するALACを利用するのがおすすめです。

II.ALACとは?

Appleの可逆圧縮(ロスレス)方式で一部の配信サイトで扱われています。もともとはアップル関連用の形式でしたが徐々に対応製品も増えてきています。iphoneユーザーがハイレゾデビューするには魅力的ですよね!

III.WAVとは?

非可逆圧縮形式の中では最も標準的な形式となっています。高音質で対応機器は多いのですが、ファイルサイズが大きい点や曲名などのタグ情報が扱いづらい点がネックです。

他の形式としてはDSDやMQAなどがありますが今回は代表的な上の三つの紹介に限定させて頂きます!興味がある方は是非調べてみてください。

2.自分に合う音源を選ぶコツ

ハイレゾ音源のある生活の始め方、簡単3ステップ!【初心者おすすめ】

上の実験結果を見てもわかる通りどの音源が自分によって心地よく聞こえるかはかなり個人差があるものなのです。

やはり購入を検討する際は自分の耳の心地よさを第一に考えて選んでいただきたいと思います。
ここでは試聴できる音源購入サイトやハイレゾ音源を体験できる場所をいくつか紹介していくのでぜひお試しください!

楽曲の購入サイト紹介/試聴可能◎

自分にあう音源を探すために、実際に試聴してから購入できるのは安心ですよね。サイトによって取り扱うジャンルの幅広さも異なるのでそちらにも注目して決めていきましょう!

e-onkyo music
日本最大級のハイレゾ音源配信サイトです。ロック・J-POP・ジャズ・クラシック・アニソンなど幅広いジャンルを配信しています。
WAV・FLAC・DSDなど各種フォーマットへ対応しているのが特徴です。

・公式サイトはコチラ

・試聴ページはコチラ

GIGA
高音質にこだわる方におすすめしたい音楽ダウンロードサイトです。最も標準的と紹介した FLAC配信にも対応していて、スマートフォンで音楽を楽しむことができます。名曲や年代物が多めで、シングルでもアルバムでも購入することができます。

・公式サイトはコチラ

Mora
ウォークマン公式ミュージックストアです。ディズニー・ドラマ主題歌・サントラなどカテゴリーが豊富で検索性が高い点が魅力です。
最新曲も豊富に取り揃えられています。ウォークマンでのハイレゾデビュー検討している方はコチラをお勧めします。

・公式サイトはコチラ

各曲の横についているボタンをクリックして試聴できます。

OTOTOY
ピックアップされた曲の配信だけではなく、曲の雰囲気や歌詞を紹介しているところが特徴的です。
アーティストのインタビューやレビューなど他サイトにはないコンテンツも充実しています。

・公式サイトはコチラ

・フリーダウンロードページはコチラ

オリコンミュージックストア
オリコンが運営する音楽ダウンロードサイトです。
新曲・名曲・定番曲まで幅広いジャンルのハイレゾ音源を配信しています。中でも新曲の豊富さは他サイトよりも優れていると思います。

・公式サイトはコチラ

 各曲の横についているボタンをクリックして試聴できます。

実際にハイレゾを体験できる場所

次に、実際に足を運んでハイレゾを体験できる場所を紹介します。
今回紹介するハイレゾサービスは2つあって、R-LIVEとKooNeというサービスです。
これらは2つとも「ハイレゾ自然音」の音響サービスで、ジャズやクラシックといった音楽よりも集中力の向上やリラックス効果が期待されています。

このサービスを体験できる2つの場所を紹介します。

・ネスカフェ睡眠カフェ(R-LIVE)
・Think Lab(KooNe)

R-LIVEとKooNeの詳しいサービス情報はコチラをご覧ください。


  • R-LIVE/アールライブの特徴は?費用や導入企業の声、体験場所までわかる

  • KooNe

    KooNe/クーネのハイレゾ自然音とは?仕組みや導入企業の声を紹介

ネスカフェ睡眠カフェ(R-LIVE)

睡眠カフェは、大井町にあるネスカフェが展開している上質な睡眠を提供しているカフェです。
満足度の高い睡眠を提供するために様々な工夫がされていますが、そのうちの1つとしてR-LIVEが導入されているようです。

一番安く体験できるコース(30分の仮眠体験+コーヒー1杯)だと750円から提供されているので、一度足を運んでみてください。

Think Lab(KooNe)

Think Labは、一人で深く考えるためにソロワーキングスペースで、汐留店と銀座店に店舗があります。
Wi-Fiや電源が完備されていて、全席個室となっています。
集中力を高め、生産性の高い仕事をするサポートとしてKooNeが導入されているようです。

汐留店の場合、15分ごとに250円、60分ごとに1000円で利用することができます。
また月額利用もできて、月12時間まで9,000円、月24時間まで18,000円といったメニューがあるので、自分のスタイルに合わせて設定することができます。

3.どんな機器が必要?

ハイレゾ音源のある生活の始め方、簡単3ステップ!【初心者おすすめ】

ハイレゾ音源は専用の再生ソフトやアプリを購入すればお手持ちのパソコンやスマホからも再生できますが、機器そのものがハイレゾに対応していないため、ハイレゾ対応の音楽機器が必要になります。

ハイレゾ対応のヘッドホンやイヤホンは想像がつきますが、スマホとヘッドホンの間にハイレゾ対応DAC搭載ヘッドホンアンプといったアイテムが必要になる場合もあります。
ハイレゾ対応のアプリ、DAC搭載ヘッドホンアンプ、ヘッドホン、、、とスマホでハイレゾ音源を再生するのは手間がかかりそうですね。

また現在、日本国内で販売されているハイレゾロゴの商標権は「日本オーディオ協会」が所有していて、購入する際には以下のロゴがついている音響機器を購入することがおすすめです。

ハイレゾ音源のある生活の始め方、簡単3ステップ!【初心者おすすめ】

これは高音質なハイレゾ音源を再生できることが証明されたオーディオ機器のみがつけることのできるロゴです。
販売者や生産者が性能に関する条件を満たし、自己申告をすることで使用許可を得ることができるのです。つまり、このロゴは相応の品質を保証しているのです!

そして、個人ではなくオフィスにハイレゾ音源を導入しようと考えている方へのおすすめは、音響サービスの活用です。
音響サービスは、基本的にオフィスの大きさや現状の課題などに合わせてスピーカーの配置や音の内容を提案してもらえるので非常に満足度が高いです。
ハイレゾ音源を体験できる場所を紹介しましたが、そこに導入されていた「R-LIVE」と「KooNe」はオフィス向けにぴったりのサービスです。

4.まとめ

いかがでしたか?
ハイレゾを暮らしに取り入れるとなんだかこれまでよりワンランク上の日常を過ごすことができそうですよね!

この記事のまとめ
・ハイレゾ音源の情報相はCDの約6.5倍である
・実際にハイレゾ音源を体験できる場所がある
・スマホからだと手間がかかる
・オフィスに導入するなら音響サービスがおすすめ

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