突然ですが皆さんはどんな時に音楽を聴きますか?
色々な理由がある中でも
「勉強をするとき音楽を聴くと捗る」
「ランニング中は音楽を聴きながら」
など作業効率を上げたいときに聴くという人も多いのではないでしょうか。
実際、音楽を聴いて作業することは仕事・作業の効率に関係しています。
今回は作業効率と音楽の関係を中心に話していきたいと思います!
この記事のもくじ
まず音楽を聴くと作業効率が上がると言われる「理由」として次のようなことが挙げられます。
○無音状態では集中できない
これは脳科学的にもそのように言われており、自分が呼吸している音や心臓の鼓動が聞こえたりすることで集中力を著しく欠く、というものです。
ですから、静かすぎる部屋で無音の状態であるよりは何か音楽をかけたほうが、集中力が上がり、作業効率が上がるのです。
お気に入りの曲集であれば再生時間の目安がわかりますから作業時間の指標としても役に立ちます。
なお、好きな曲を聴くとドーパミンが出て作業に勢いがつきますが、物事を計算したり暗記をするなど頭を使うような仕事にはあまり向いていないとも言われています。
音楽を聴きながら作業することで効率が上がるものもあれば、そうでない作業もあるようですね。
もう少し詳しく見てみましょう。
BGMの効果として以下のことが多くの研究から分かっています。
1 BGMが聴こえている状態では、読解能力が低下する。
2 BGMが聴こえている状態では、記憶能力が低下する。
3 BGMが聴こえている状態では、運動能力が向上する。
4 テンポが速いBGMは作業スピードが高まる。
5 単調な作業をする場合にはBGMがあったほうが、気分が向上する。
このことから、頭を使う作業のときは音楽に気を取られ集中力は低下してしまいますが、一方で単調な作業や運動などの場合には音楽を聴くことで能力や作業効率の向上が期待できることが分かります。
習慣化されたルーティンワークの作業効率を上げるBGM
先ほども挙げたように、習慣化されたルーティンワークであればテンポの速いBGMを流しましょう。
アップテンポで体が動いてしまうようなBGMを流せば、作業効率を上げることができます。
この時さらに作業効率を高めるには、テンポがバラバラな曲をランダムに聴くよりも、出来るだけ同じテンポの曲を流し続ける方が、効果が高まります。
休憩時間におすすめなBGM
音楽には作業の効率を上げる以外の効果も期待できます。
人間の集中力は、平均すると約40分ほどと言われており、効率よく作業をするためには、40分に1回の休憩を入れることが好ましいと言われています。この休憩を利用して、仕事の効率をあげる方法があります。それは、休憩中に音楽を聴いてリラックスする事です。
作業に集中しているときには、交感神経が活発になり、脳内からドーパミンが分泌されています。
このドーパミンは興奮を促すので、出たままの状態では疲れてしまいます。このドーパミンの分泌を鎮静化させるために効果的なのが、クラシック音楽を聴いてリラックスする事です。クラシック音楽の中でも、特にリラックス効果があると言われているのが、モーツァルトの楽曲です。
モーツァルトの楽曲には、小川のせせらぎやそよ風などの自然音などと同じ効果がある、3500ヘルツ以上の高周波音と、「1/fゆらぎ」が含まれています。そのため、モーツァルトの楽曲を聴くと、人間の生体機能や生体リズムと共鳴して、リラックス効果を得ることができます。
音楽効果のなかでも、もっとも注目したいのが、「気分を高める」というものです。
好きな音楽を聴くと、【テンションが上がる、気分転換になる、モチベーションアップにつながる】という効果が得られることは、科学的にも証明されています。
頭を使う作業中にはそちらに気を取られ、集中力は低下してしまうでしょうが、作業前に聴くと上のような精神的効果を得ることができるのです。作業前の儀式として「好きな音楽を聴く」ことを繰り返していくうちに、音楽を聴くだけで、自然と脳が作業モードに切り替わるようになります。
スイッチになる行動はなんでもいいのですが、それが「音楽」だと楽しいし、精神的効果も期待ができるので、おすすめです。
オフィスに音楽を取り入れることでどのような効果が期待できるのでしょうか、見ていきましょう。
会議がもっと楽しくなる
音楽のない状態での会議はその場の雰囲気も固く、緊張状態が続きます。
そんな中音楽を流すことで雰囲気が明るくなるだけでなく、新たなアイデアを生み出したり意見を口に出しやすくなったりとクリエイティブな環境を作り出すことが出来ます。
大変なときほど励まされるから
オフィスでは気を引き締めて作業している分ストレスが溜まりやすく、なかなか作業が進まずに気分が沈んでしまう場面も多いです。そんな時音楽がオフィスに流れていることで落ち込みすぎずに気分をあげて作業できることが期待できます。
働くみんなにとって嬉しいから
音楽が流れていないよりも音楽が流れているオフィスの方が活気のある雰囲気になります。またイヤホンをしながら作業している人に話しかけづらい…という悩みも解決しコミュニケーションをスムーズにとることが出来ます。社内のみんなの好きな曲を集めたプレイリストを作るというのも新たなコミュニケーションが生まれ・みんなを知るきっかけになっていいかもしれません。
時間に敏感になる
決まった時間に社内に流す音楽を決めるのもいい効果が期待できます。
例えば始業時に流す音楽を決めることで「あっ、仕事が始まる」と体が仕事モードに切り替わりやすくなります。
また終業の音楽を流すことで「ここからは残業か」「音楽が鳴ったから帰ろう」と帰宅のタイミングを作り出すことが出来ます。
実際に、「みんながまだ働いている中帰りづらい…」「気づいたら遅くまで働いていた」という状況が、音楽を取り入れたことで改善された!という声も多く出ています。
個人のiPodから流す
年齢も性別もまちまちなオフィス環境で音楽を流すには、働く環境に特化したBGMが必要です。しかし社員の誰かのiPodから音楽をかけるのはやめましょう。個人のiPodだと、趣味が偏ってしまう可能性が高いからです。また誰かがBGMの担当にならなくてはならないため、負担がかかります。集中力向上やメンタルヘルスに効果のあるBGMを選びましょう。
無料音楽サービスはオフィスには向いていない
無料ストリーミングの音楽サービスは音圧が調整されていないので、オフィスに相応しくない楽曲が流れてしまうことがあります。誰もが心地よく働けるBGMが必要です。
オフィスの雰囲気をよくし、作業効率を高めていきたいという方々はオフィスにBGMを取り入れてみてはいかがでしょうか。
では、オフィスに最適なBGMとはどのような音楽でしょうか。
J-POPや洋楽など、字が想像でき音に意識が行ってしまうものはオフィスにあまり向いていません。集中力を削がず・作業の妨げにならない、またリラックス効果も期待できる音として「自然音」がおすすめです。自然音とは、波の音や川のせせらぎといったものを指し、「f/1ゆらぎ」という不規則なゆらぎが特徴的な音です。
この不規則なゆらぎがリラックス効果をもたらすといわれています。
自然音の中でも特にハイレゾ音源のものがおすすめです。ハイレゾとは「ハイ・レゾリューション/High Resolution」の略で、簡単にいうとCDよりも高音質の音源となります。
CDからでは聞き取れない高い音源を聞き取ることが出来るため、よりリラックス効果が高いものとなっています。
自然の音の中で過ごすことで、人の自律神経や脳に作用し、より人がリラックスした中でコミュニケーションや思考などに向かう雰囲気づくりが期待できます。
いかがでしたでしょうか。社内にBGMを取り入れることで作業の効率UPだけでなく、人々にリラックス効果を与えることが期待できます。
ぜひ音楽を取り入れて社内環境の向上を目指しましょう!
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オフィスに音楽を導入する方法3つ!業績アップのための基本知識とは
オフィスの生産性を上げるBGMとして近年話題になっている自然音。自然に近い環境の中で仕事をすると生産性が上がる。 「バイオフィリックデザイン」に基づいた考え方が脚光を浴びています。
そんなオフィスBGMとしての自然音サービスの中からおすすめの3社をピックアップし比較 しました。費用や音質、導入企業、いちおしポイントが一目でわかるので今すぐチェック!
費用 |
品質 |
工事 |
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ハイレゾ自然音を
低コストで実現。
設置も楽に完了。
費用 |
品質 |
工事 |
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独自の空間音響設計。
自然界にいるような
空間をデザイン。
費用 |
品質 |
工事 |
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多種多様な
チャンネルを用意した
オフィス専用BGM。