音楽がオフィスに与える影響は?自然音が持つ特殊な効果と導入方法を紹介 音楽がオフィスに与える影響は?自然音が持つ特殊な効果と導入方法を紹介

音楽がオフィスに与える影響は?自然音が持つ特殊な効果と導入方法を紹介

最終更新日:11月 2, 2020

オフィスの環境を良くするためには様々な音楽が有効ですが、特に自然音は高いリラックス効果があります。

しかし、実際にオフィスに自然音を流すのを考えても
「自然音を聞くと眠くなってしまうことがないのか」
「どんなことに気をつけて音楽を選べばいいのか知りたい」
などの様々な疑問が浮かぶと思います。

この記事では、そんなオフィスで流す自然音の効果や、流す際の注意点についてまとめました。

この記事でわかること
・BGMの中でも、自然音にはどのような効果があるのか
・オフィスで自然音を流す方法
・その他のおすすめ音楽


音楽を活用して、よりよいオフィス環境を作るためにも、ぜひ参考にしてみて下さい。

この記事のもくじ

1.自然音がオフィスでの仕事に与える影響とは

2.より効果的な自然音とはなにか

3.自然音以外にオフィスで流すのにおすすめな音楽

4.オフィスで音楽をかける際の注意点

5.オフィスで自然音をかける方法

6.まとめ

1.自然音がオフィスでの仕事に与える影響とは

音楽の中でも自然音がオフィスでの仕事に与える影響には多くの種類があります。
特に以下の3点が音楽が与える影響の大きな特徴です。

・筋肉の緊張を和らげるリラクゼーション効果がある
・ストレスを軽減する
・集中力を上げる

ここから1つずつ特徴を解説していきます。

筋肉の緊張を和らげるリラクゼーション効果がある

ストレスを上手くコントロールしたり、心身とも健康的な生活を送るには自律神経の調整が重要です。
自律神経は緊張・集中状態を作る交感神経と、リラックス状態を作る副交感神経で構成されています。
交感神経と副交感神経の両方が規則正しくスイッチされ優位性をうまく切り替えることで規則的な睡眠や、仕事での集中状態を作りだしているのです。

しかし、現代社会のオフィスでは、交感神経が高まる要因が多すぎて、気づかない間に体が緊張状態になることで肩こりや、倦怠感、ひどい場合には手足のしびれや頭痛の症状を持つ方が増えています。

自然音が筋肉の緊張状態を緩めることができるのは、自然音に「1/fのゆらぎ」という、脳の中に体をリラックスさせる状態にできるα波が発生し、人間の体にヒーリング効果を与えるからです。
体をリラックス状態にすることで、肩こりやいらいらを抑えることができます。

ストレスを軽減する

オフィスには、「プレッシャー」「人間関係」「納期」などの様々なストレス要因があります。
ストレスをうまくコントロールするためには、集中・緊張状態を作り出す交感神経とリラックス状態を作り出す副交感神経をうまくスイッチングすることが重要です。

特に、ストレスケアに重要と言われているのは副交感神経を上手に刺激することです。
なぜなら、多くの社会人は交感神経が優位な状態から切り替わらず、なかなかリラックス状態になることができないからです。
例えば「仕事を休みの日でも考えてしまう習慣」「夜になると目が冴えてなかなか眠れない状態」などが交感神経が過度に優位になっている状態です。

自然音にはセロトニンというストレスを軽減する効果のある物質の分泌を促進する働きがあります。
リラックスしている状態や心地よいと感じる状態で、セロトニンが分泌され、自律神経系や免疫機構、代謝機能などが活性化されるといわれています。
自然音をうまく活用しセロトニンを分泌することで、ストレスを軽減しより健康的な精神状態で仕事をすすめることができます。

集中力を上げる

オフィスでの集中力を上げるためには集中状態を作る交感神経を刺激するよりも、うまく休憩するために副交感神経を刺激することが重要です。

人間の集中力は90分程度しか持たないため、40分~60分あたりでだいぶ低下してしまいます。そのため、副交感神経を刺激する時間を90分間隔でとり定期的にリラックス状態を作り出すことが重要なのです。

オフィス内は特に交感神経が優位に立ちやすい状態のため、意図的に休憩やリラックス状態を作り出さないと副交感神経を刺激することができません。
自然音をうまく使いながら、リラックスしやすい状態を作り出すことで従業員のオフィスでの集中力を上げることができます。

2.より効果的な自然音とはなにか

自然音には「1/fのゆらぎ」という人間の生体リズムに合う波が含まれています。そのため聞くだけで心地よさにつながるのです。
さらに、自然界ではランダムに様々な音が発生するため、自然音には人間の聴覚では感じ取ることができない高周波成分が含まれます。高周波成分は体をリラックス状態にすることができるα波を脳から発生させることができます。

自然音には、体をリラックスさせる効果があるため、休憩所やラウンジに流すことで効率的な休憩などが可能です。

雨の音

雨の音は「環境音」といわれる人間の集中力を上げることができる音です。無音状態にいると人間は些細な音の変化に気をとられ集中力が下がっていきます。そのため些細な環境音があったほうが目の前の作業に集中することができるのです。

この効果を「音のマスキング効果」といいます。雨の音は一定で変化も少ないため注意が他の音に向くことを避けることができるのです。

また、作業スピードは聞いている音楽のテンポによって左右されるという実験結果もあります。聞いている雨量にもよりますが雨の音は比較的テンポが早いので、作業スピードを落とすことなく続けることができるでしょう。

雨の音であれば休憩所だけではなくオフィスでも流すのもおすすめです。一方で「雨の音が苦手」「天気が悪い日の気分になる」などという場合もあるため一度確認してみることをおすすめします。

波の音

波の音も雨の音と同様に環境音として人間の集中力を上げる効果があります。さらに波の音には、母親の子宮の中の音に非常に似ているといわれており安心感をもたらす効果があるのです。

波の音はゆったりとしたテンポで流れるためオフィスよりも休憩所などで流したほうが高い効果があるでしょう。
自然音には、α波だけではなく使い方や特性次第でより高い効果をもたらす力があるのです。

3.自然音以外にオフィスで流すのにおすすめな音楽

自然音にはα波という人間をリラックス状態にすることができる脳波の発生を促進する効果があると紹介しました。
しかし、実は自然音以外にも似たような効果をもたらす音楽があり、それがクラシックです。
クラッシクは様々な楽器の音が使われており、それが人間の耳にとって心地よいように設計されています。クラシックを聞くことで以下のような効果があるといわれています。

・筋肉の緊張を和らげるリラクゼーション効果
・ストレスを軽減する
・集中力を上げる

これらの効果がでるのは、自然音を聞いた際の体の反応と同じですが、クラッシク音楽は環境音とは異なるため過度な音量や有名な曲を流すと集中力を削いでします。

使い方によく注意して効果的な使用法を考えましょう。

4.オフィスで音楽をかける際の注意点

音楽の持つ様々なメリットは紹介したとおりですが、使い方を謝ると逆効果になってしまいます。主なポイントは以下の2点です。

・同じ音楽をかけ続けるのはやめる
・時間帯に応じてかける音楽の性質を変える

それぞれの注意点について解説していきます。

同じ音楽をかけ続けるのはやめる

同じ音楽を流し続けるのは必ず避けましょう。同じ音楽を繰り返し聞いていると徐々にストレスが溜まっていきます。
さらに、音楽の趣味は人それぞれであるため趣味に合わないような音楽を日常的に流し続けられると不快感は増してしまうでしょう。

実際に、デパートでも同じ曲が繰り返しかかるようなクリスマスや夏休みシーズンには、働いている方のストレスも過度になってしまうようです。
同じ音楽をかけ続けることで徐々に耳がなれてしまい、脳が刺激されずただのノイズとなってしまいます。

より音楽の効果をオフィスで実感できるようにするには、毎日同じ曲ではなく異なる曲を流すことで脳への刺激が緩まないようにしましょう。

時間帯に応じてかける音楽の性質を変える

音楽には、人間の感情をコントロールすることができる効果があります。例えばアップテンポな曲を聞くとテンションが上ったり、反対にゆったりとしたフォークソングを聞くとなんとなくさみしげな気持ちになった経験がある方もいるでしょう。

このように曲調をコントロールすることでモチベーションを上げることやリラックス効果をもたらすことができるのです。
例えば、午前中には溜まったメールの返信や満員電車のストレスなどでオフィスには緊張感ある雰囲気が流れています。そんな際には、ある程度テンポのゆったりとした曲をかけることでリラックスさせることができます。

また、お昼のあとにはご飯の消化などでゆったりとした雰囲気となります。そのためアップテンポな曲を流し作業スピードを上げることが期待できるでしょう。
このように時間帯に合わせて従業員のモチベーションや精神状態を音楽を使うことで調整することもできます。実際にオフィスに音楽を導入する際には、時間毎の従業員の状態についても確認して見ましょう。

5.オフィスで自然音をかける方法

実際にオフィスに音楽をかける方法は多岐にわたりますが、主にオフィスや職場で使われることが多いのが下記の3つです。

・有線放送などの音楽配信サービスを活用する
・Spotifyなどのサービスを活用する

音楽の使用には著作権も関係するため実際に導入する際の注意点も含めて、オフィスで音楽を書ける方法について確認していきましょう。

有線放送などの音楽配信サービスを活用する

近年ではオフィス向けに特化した音楽配信サービスもあるため、費用対効果の高い音楽導入を考える際にはおすすめです。
また、配信サービスによってはチャンネルを変えることで自然音のみを流すことや、instrumentalと呼ばれる歌詞のないメロディーラインのみが流れる曲を流すことができます。

なかなかラジオや音楽配信アプリでは自然音のみを流すチャンネルはないので音楽配信サービスを活用すると手間をかけずに自然音を流すことができるのです。

他の流し方に比べると、費用がかかるというデメリットがありますが、オフィスの雰囲気や社員の働き方に合わせて音楽を選ぶことができるため、手間をかけずに効果を上げることができます。

市販のCDの複製は禁止されているため注意

オフィスに音楽を流す際に注意しておきたい点は、音楽の複製は禁止されているという点です。自分だけが楽しむ際には、コピーしても問題なく、「私的使用のための複製」の範囲内の行為でした。しかし、オフィスでCDを再生する場合には、私的使用の範疇を超えるため、著作権侵害にあたりますので注意しましょう。

さらに、音源を抽出してMP3プレーヤーなどへのコピーし、BGMとして流すのも著作権侵害にあたるため注意が必要です。
また、CDを活用する際にはオフィスで流すことを前提として、自然音をまとめたCDもあるため、そちらを探してみましょう。

自然音には様々なメリットがあるが、まずは反応を見ながらかけよう

今回の記事では自然音の3つの効果について紹介しました。

・筋肉の緊張を和らげるリラクゼーション効果がある
・ストレスを軽減する
・集中力を上げる

しかし、一方でオフィスで音楽をかける際には、時間帯や音楽のバリエーションなどの様々な注意点があります。
オフィスで音楽をかけることで、集中力をあげようと考えたら本格的に導入する前に、スピーカーを使用して休憩室などで試してみることをおすすめします。

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