オフィスで仕事をしているけど、いまいち集中できないしなんだか疲れる…なんてことありませんか?
それは仮眠が十分に取れていないことが関係しています。
どうすればいいか、簡単です。仮眠をとれば良いのです。
「仮眠なんてとる時間ない。」「仮眠がとれる職場環境ではない。」と否定的にならずにぜひこの記事を読み進めてみてください。
仮眠の効果、効果的な仮眠の取り方をご紹介します。
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この記事のもくじ
ほとんどの人なら、仕事をしていて疲労を感じることがあるでしょう。
莫大なストレスを抱えている・人間関係が複雑で悩んでいる・プレッシャーをかけられている…など、疲れない日なんてありません。
このような問題が無くても、オフィスの環境が悪いと同じように集中力が低下してしまうことがあります。
【関連記事】あなたのオフィス、こんな状態ではないですか?
しかし、その疲労を放っておくと生産性が低下してしまったり、集中できなくなってしまったりと様々な弊害が出てきてしまいます。
この問題を解決するにはたくさんの方法がありますが、このページでは「仮眠をとること」をおすすめします。
たとえば15分ほどの仮眠をしたとき、頭がスッキリしたという経験はありませんか?
また、仮眠後は集中力が上がった、なんてことはありませんか?
それは少しの間でも眠ったことによる効果なのです。
2018年に株式会社ニューロスペースと三菱地所は、仮眠室を利用した従業員の生産性が向上するかを共同で調査し、8月にその結果を発表しました。
調査の結果、仮眠をとった従業員のほうが、仮眠をとらなかった従業員よりも、主観的、客観的にも、高い集中力を得たことがわかりました。
また、実験に参加した従業員へのアンケート結果からは、「仮眠を継続したい」意向が80%超と、仮眠効果の実感と継続の意向が確認され、仮眠の効果を直に知ってもらうことができたのです。
このように仮眠をとることは、その日の仕事をより効率的にこなすうえで必要だということがわかり、疲労軽減にもつながることがわかりました。【関連記事】三菱地所との「仮眠室を活用した仮眠効果検証実験」結果報告
仮眠には、生産性や集中力UP・疲労軽減などメリットがたくさんあることがわかりました。では、どういった仮眠の方法が1番良いのでしょうか?
ただ15分間、机に突っ伏して寝ているだけでも良いのですが、どうせなら良い環境で眠りたいですよね。
ここでは、仮眠をとる際にBGMを流すことをおすすめします。
様々な実験結果をもとに、BGMを流す理由をご紹介していきます。
2006年、ハンガリーで行われた実験でBGMと仮眠の関係が明らかとなっています。
この実験ではまず、寝つきが悪い自覚のある60~83歳の男女60人を2グループに分け、片方のグループにはジャズ、クラシック、ヒーリング・ミュージックなどを聴かせ、もう片方のグループには何も聴かずに寝てもらい、BGMがどれだけ睡眠に影響を与えるかを検証しました。
結果、睡眠時にBGMを聴いたグループは、聞かなかったグループよりも入眠までの時間が短くなるということが発覚しました。
このように、仮眠の際にBGMを聴くと、入眠までの時間が早くなり効率的に寝入ることができ、結果疲労軽減につながることがわかります。
もう1つ日本赤十字病院の看護師である大谷喜美江氏が研究を進めたデータをご紹介します。
この研究では、育児中の成人女性43人を対象とし、43人のうち20人にはBGMを使用させ、残りの23人にはBGMを使用させずにしばらく様子をみました。
その結果、BGMを聴いた人は「不安感が薄れた」「疲れが軽減した」と回答する割合が多く、BGMによってリラックス効果を感じる方が多かったそうです。
【関連記事】BGMを用いたリラクセーションの効果と心身健康科学
ご紹介した2つの実験・研究からわかるように、BGMには「入眠効果を高める」「リラックス効果がある」などポジティブな効果があり、総じて疲労軽減につなげることができます。
しかし、BGMならなんでも良いわけではなく、きちんと効果を高めることのできる曲を厳選しなければいけません。
では、どのようなBGMが仮眠・疲労軽減に向いているのかを次でご紹介します。
仮眠に適しているBGMには、BPM60の曲、1/fゆらぎが入っている曲、ホワイトノイズの3つがあります。1つずつご紹介していきます。
BGMにはテンポを表すBPMという言葉がありますが、良い仮眠を実現するならBPMが60のゆったりした曲を聴くのが良いでしょう。
なぜなら、大人の心拍数が60~70程度であるため身体のリズムと調和がとれリラックス効果が高まるからです。
例えばベートーヴェンによる交響曲第6弾「田園」の第5楽章はBPM60にあたるので心地よくリラックスすることができると言われています。
人間の心拍数は、睡眠が深くなるにつれ減少していきます。そのため、あまりにアップテンポな楽曲の場合、体内のリズムとのズレを感じて、なかなか寝付けないということもあるので注意が必要です。
そのため、仮眠時にはクEDMのようなアッパーな楽曲は避けて、クラシックなどの落ち着いた楽曲を選ぶようにしましょう。
1/fゆらぎとは、「ピンクノイズ」とも呼ばれており、私たちの身近に存在しています。
1/fゆらぎとは|心地よさとの関係
“1/f(えふぶんのいち)ゆらぎは、規則性と突発性、予測性と逸脱性が適度に組み合わさったゆらぎで、居心地のよい空間と情報を与え、人の心を落ち着かせるといわれています。”
https://www.nagano-c.ed.jp/seiho/intro/risuka/kadaikenq/paper/2008/2008-08.pdf
1/fゆらぎが入ったBGMを聴くと、脳内でα波という心身ともにリラックスしたときに発する脳波が生まれ、α波による睡眠への効果的な活用を期待することができます。
特におすすめの楽曲が自然音や動物の声です。
普段、森林の音や川のせせらぎ音を聴くことはあまりありませんよね。
また、自然音は簡単に取り入れることができるので、おすすめです。
詳しくはこちらの記事を読んでみてください。
【関連記事】オフィス音楽には自然音!効果を最大化する方法とおすすめBGM4選
ホワイトノイズとは以下のような音を指します。
ホワイトノイズとは
“ホワイトノイズとは特定のタイプの雑音のことで、たとえば扇風機のファンの回転音やアナログ時代のテレビの放送終了後のノイズなど、「サー」「シャー」と聞こえるタイプのノイズを指す。光に例えるとさまざまな波長が均等に混ざった白色の状態になっており、このことからホワイトノイズと呼ばれるようになった。”
https://www.nagano-c.ed.jp/seiho/intro/risuka/kadaikenq/paper/2008/2008-08.pdf
ノイズの一種なので、その音源単体で聞くことはなく、どちらかというとホワイトノイズで周りの雑音をかき消す「聴覚マスキング」と呼ばれる効果を生み出すことができます。 ホワイトノイズは脳が無視しやすい音のため、仮眠を妨げることはなく、自然とリラックスできるようになります。
オフィスに以下のようなBGMを取り入れ、仮眠タイムを設けると頭がスッキリしたり疲労軽減したり、リラックスにつなげることができます。
・BPM60の曲 ・1/fゆらぎが入っている楽曲 ・ホワイトノイズ
特に筆者がおすすめするのは「自然音」です。 どことなく自然の中にいるような気分になり、いつの間にか眠りについてしまう感覚を体感することができるでしょう。 ぜひ、リラックスができるBGMを取り入れて、仕事の疲労を軽減できるようにしてくださいね。
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